会社依存度減少と自由度増大のため、経済的トラップを見極める。
慢性的に長時間労働をせざるを得なくなってしまう、お金の使い方について紹介しておきます。短時間労働にシフトしていくためには、お金のリスクを減らしておくことが大事です。
金銭のリスクを最小限にする
金銭面で長時間労働せざるを得ない状態になっている人は、罠にハマってしまっています。そもそも考えてみてほしいのですが、長時間働かないと生活が成り立たないっておかしくないですか?
労働時間を下げる働き方にシフトしていくには、仕掛けられている罠を避けて、金銭的なリスクを下げておく必要があります。
次の2つの知識を頭に入れておくと、お金を使う軸として使えるかと思います。
地位財
他人と比べて勝っていることで、価値を感じるものを地位財と言います。たとえば新築の住宅や新車、時計などです。
会社や大学の頃の同期と比較して、いい家に住んでいるかとか気にしませんか?そして周りと比べて自分の方が買っていると幸せに感じるはずです。
しかし、その延長線上に幸福はありません。なぜなら上には上が必ずいるからです。
そういった心理を利用されて、住宅や新車を買ってしまう、というのが世の中の大半の人です。そのためこの地位財の性質を知った上で、お金を使っていく必要があります。
資産を買う
お金は将来的に増えることに、使っていくことが大前提です。誰しも初めは労働から初めて、その稼いだお金を資産に蓄積していき、徐々に豊かになっていくというのが正しい道のりです。
こういった言葉を真に受けて、株買ったりする人は多いかと思いますが、若干正しくないのではと思っています。
というのも労働を始めてすぐの利益というのは少なく、そのお金を投資という数%のリターンに投入してもあまり増えません。最初のフェーズでは、自己投資に資金投入して労働力を強化する戦略が正しいと思います。
オススメは知識に資金投入することで、これを僕はやっています。
このように知識と経験にお金と時間のリソースを突っ込んだおかげで、短時間でアウトプットを出す働き方を実現できています。
具体的な罠とは
抽象的な話をしたので、次に具体的に避けておきたい買い物を紹介します。
新築住宅
新築住宅の購入は次の2つの理由から、避けた方が無難です。
①必要間取りのピークで買ってしまう
新築住宅は将来必要になる最大の間取りで買ってしまうので、負担が大きくなります。ピーク時はいいのですが、人生の大半の期間、必要十分な部屋サイズの賃貸より高いはずです。
特に若いうちにその返済を負ってしまうと、労働資本に投入できる原資が減ってしまうので、先細りしてしまいます。
②フットワークが重くなる
住宅ローンを返済しないといけないので、働き続けなければいけません。基本給で生活ができない場合は、残業込みの時間働くことがMUSTになってしまいます。
都心部であれば働き口が色々とあるので、転職もできるかもしれません。しかし地方で住宅を変えないとすると、転職の対象がかなり狭まってしまいます。
そのため会社の言いなりになりがちです。
新車
車から見栄というものを取り払ってしまうと、かなり安くなります。本来車に求めている機能は「移動」ではないでしょうか。となると300万円も投入する必要はありません。
僕は諸事情で新車を買っていますが、1200CCの4ドアで、160万円ほどでした。おそらく15年は乗るので、車体費は年あたり11万とかです。
結婚費用
結婚するなとは言いませんが、コストについては冷静に考えた方がいいです。結婚指輪に数10万円、結婚式に300万というのは、かなりコストが高いです。
結婚が夢であって叶ったら人生に後悔がないならいいのですが、ほとんどは結婚がスタートですよね。
僕は結婚の費用に100万円も使ってませんが、十分幸せなので大丈夫ですよ。
家電
家電も求める機能が何なのか考えて、それ相応のコストを払うことを考えた方がいいでしょう。iPhoneとアップルウォッチの組み合わせで、アップルウォッチをただの時計として使っている人、割といるんじゃないですかね。
そもそも社会人になって、勤務中はスマホを使えないという人も多いんじゃないでしょうか。そうであればわざわざ高額なiPhoneを購入する必要もないはずです。
生活コストが低いと自由度が上がる
生活コストを下げておけば、金銭的なリスクは下がります。そのリスクを下げておくことで、会社への依存度も下がり対等に発言できるようなります。
理想としては基本給で生活できる、生活基盤を整えておくことです。結婚している人のほとんどの場合は、ダブルワーク必須だと思います。
精神的な自由度を上げるために、経済基盤は整えておきましょう。